「日本ハム６－１ロッテ」（１５日、エスコンフィールド）

　日本ハムが２位攻防戦に勝ち越し。３カード連続勝ち越しで貯金を新庄政権最大の「１２」に積み上げた。

　ロッテは二回途中に左足に打球を受けて緊急降板した佐々木に代わって、坂本が緊急登板。三回に先頭の伏見が中前打で出塁。続く水野が右越えに先制４号２ランを放った。「（伏見）寅威さんと自慢のバッティングをしました！」とコメントした。

　前夜は２者連続初球スクイズを決めた２人。お立ち台で「自慢のバッティングをしようと思ったらスクイズのサインで…」と声を揃えていた。この日は連打で先制点を奪って見せた。

　さらに攻撃の手は緩めず、松本剛の左中間二塁打、細川の犠打で１死三塁としマルティネスの中前適時打で加点。２死一、二塁からレイエスの右越え１２号３ランで、この回一挙６点のビッグイニングとした。「コースに逆らわずしっかり逆方向に運ぶことができてよかった」とレイエス。ここ５戦４発と量産中だ。

　先発の加藤貴は８回８安打１失点で６勝目。初回２死二、三塁のピンチで佐藤を一ゴロに打ち取ると、二回以降も安打を許しながら、緩急を使った丁寧な投球で的を絞らせなかった。