敗れた石橋の福田監督は涙で絶句「子供たちが本当に…よく頑張ってくれた」 主力の入江はクールダウン中も号泣 甲子園の内野席からも大きな拍手

 青森山田に敗れ悔しがる石橋ナイン。前列右は福田監督
 3回戦で敗れ、肩を落とす石橋ナイン(撮影・北村雅宏)
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 「全国高校野球選手権・3回戦、青森山田5-0石橋」(16日、甲子園球場)

 創立100周年で進学率100%という県立進学校、石橋(栃木)は健闘も及ばず3回戦で姿を消した。

 初戦の2回戦・聖和学園戦で完封し、この日も2番手で二回途中に登板して7回10安打2失点と力投した4番・入江祥太(3年)は号泣。捕手の山下諒太(3年)とクールダウンのキャッチボール中も、互いに涙が止まらなかった。

 一列に並んで三塁ベンチ前からバックネットの前を通ってグラウンドを後にする際には、三塁側のアルプス席だけでなく、内野席からも大きな拍手が送られた。

 試合後、福田博之監督は涙を拭ってインタビューに応じ「子供たちが本当に…」と言ったところで涙をこらえ切れず絶句。「よく頑張ってくれたと思います」と話し、ナインに何と声を掛けたいかと問われると「ナイスゲーム!うまくなったな、って」と話した。

 この日は背番号1の柳田瑛太(3年)が先発し、二回途中で入江に継投。「柳田は力のあるピッチャーだが、うまくタイミングを外せればなと思っていた、向こうのオーラに押されちゃったので急きょ二回から(入江が)行った。柳田もよく頑張ったし入江もよく頑張った。頭からいったら最後まで持たないかなと思い、最初から継投と。2人ともよく投げてくれた」とねぎらった。

 入江は「自分が一番目指していた場所で野球ができて本当に楽しかったですし光栄に思います。石橋高校のみんなと野球ができて本当に幸せだと思います」。仲間への思い問われると感情が一気にあふれ出た。「ピンチの時も辛い時もずっと声をかけてくれて本当に最高の仲間だと思います」と涙で感謝した。

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