ドタバタ移動のソフトバンク 疲れ見せず初回からエンジン全開 山川が27号 柳町と連続アーチ
「ソフトバンク-ロッテ」(16日、みずほペイペイドーム)
ソフトバンク打線が“移動疲れ”を感じさせない迫力満点の攻撃をいきなり見せた。
まずは初回1死二塁、2試合連続で3番に入った柳町がロッテ先発・石川の138キロの直球を右中間のホームランテラスへ運ぶ4号2ランで先制した。「打ったのはツーシームです。得点圏の(周東)佑京さんをホームに還そうと集中しました。結果的にホームランと最高の形になって良かったです。このあとも援護できるように頑張っていきます」とコメントした。
そして4番・山川だ。まだ歓声の余韻が残る中、石川のカットボールを完ぺきに仕留めると打球は左翼席へ一直線。前日15日の1試合3発に続く2戦連発の27号ソロでさらに1点を追加し、3-0とリードを広げた。山川も「完璧に捉えることができました。(柳町)達のいい流れに続いていくことができて良かったです。このあともいいバッティングを続けられるよう頑張ります」と納得顔だった。
ソフトバンクは15日にベルーナドームで西武戦をナイターで行っておりこの日は移動ゲーム。さらに台風7号の影響を考慮し、当初よりも予定を早めて朝6時台で羽田発の飛行機で福岡へ移動する過酷スケジュールだったが、心配無用とばかりに地元ファンを試合開始直後から大いに沸かせた。