新庄監督が笑みをこぼした強烈フルスイング スタンドもどよめく ガッチリ体形の西日本短大付・佐藤 代打で三振→悔しさあらわに

 「全国高校野球選手権・3回戦、西日本短大付-京都国際」(17日、甲子園球場)

 新庄監督が思わず笑みを浮かべるワンシーンがあった。

 3点を追う六回裏、西日本短大付が2死二塁と好機を作った。ここで京都国際はカウント3ボールとなったところで申告敬遠となり、一、二塁となった。西村監督は投手・中野をネクストサークルに立たせていたが、代打で2年生の佐藤を起用。ガッチリ体形の選手がベンチから出てくるとスタンドはざわついた。

 初球、豪快なフルスイングにスタンドは大きくどよめいた。2球目もフルスイングし、3球目のアウトローをきっちり見極めると、ロイヤルスイートで観戦していた新庄監督が思わず白い歯をこぼした。

 その後、内角低めのスライダーにバットが空を切った。佐藤は天を仰いで悔しさをあらわにし、ベンチへ引き揚げるまで新庄監督は凝視。その目つきはまるで日本ハムのベンチで選手を見ているかのような真剣さ。しっかりとゲームを追っていた。

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