日本ハム・新庄監督「感動した。ひとつのアウトに対してみんなが声かけて」 甲子園で母校・西日本短大付を応援

 甲子園から京セラ入りし、試合に臨む新庄監督(撮影・山口登)
 京セラドームから甲子園へ。母校の試合を観戦する清宮(撮影・北村雅宏)
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 「オリックス3-0日本ハム」(17日、京セラドーム大阪)

 日本ハム・新庄監督は試合前に甲子園球場に向かい、母校・西日本短大付と京都国際の試合を観戦してから、京セラ入りする強行軍だった。

 甲子園では七回を終えて0-3と劣勢の場面で席を立った。この日、日本ハムはオリックスに完敗し、41日ぶりの連敗となった。

 試合後、新庄監督は母校の試合を振り返って、「親子ゲーム。いや、でも感動した。ひとつのアウトに対してみんな声がかけて。ヘッドスライディングで帰ってきても、拍手送って。西村監督もバント失敗しても、大丈夫、大丈夫、って次のバッターに指示してね」と後輩達のプレーぶりをたたえた。

 「負けはしましたけど、いろいろ学べる部分。その選手達の姿を見て、こういういいところは今のファイターズにマッチしているというか。そういう野球をしていっても、すごい感動を与えるチームになるんじゃないかなあってスタンドから見てても思った」と話した。

 続けて「甲子園で2勝もしてくれて、楽しい思いをさせくれた。3年生は最後でね。プロ目指す子達は、大学社会人行ってね、目指すと思うんで」とエールを送っていた。

 新庄監督がバックネット裏最上段の席に着くと、周囲のファンが反応し、殺到したため、周辺はパニック状態に。当初、記者席後方で観戦予定も、大会本部が「危険な状況」と判断し、新庄監督には最上段のロイヤルスイートルームに移動して観戦。初めて甲子園で高校野球を観戦したという新庄監督はファンの歓声に手を挙げて応えていたが、「入った瞬間、みんな『ビッグボス、ビッグボス』って言って…。別室に変更されました」と振り返っていた。

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