早実がサヨナラ負け 9年ぶり8強ならず 九回サヨナラ危機は執念内野手5人体制のミラクル守備で凌ぐもタイブレークで力尽く 投手崩れ落ち号泣
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「全国高校野球選手権・3回戦、大社3-2早実」(17日、甲子園球場)
早実が延長11回タイブレークの末、サヨナラ負けで、この日観戦に訪れた日本ハム・清宮幸太郎を擁した2015年以来の8強入りはならなかった。
大社のエース馬庭を打ちあぐねていたが、六回に1死満塁の好機を作り、国光の内野ゴロに間に同点に。七回には内囿の中前打を大社の中堅が後逸。ボールが転々とする間に内囿が生還し、勝ち越した。
投手陣は先発のエース左腕中村が七回5安打1失点の好投をみせた。
八回からは2年生の川上が登板。しかし九回、ミスが重なり、スクイズで同点に追いつかれた。その後のピンチは執念の内野手5人体制で凌いだが、タイブレークで力尽きた。決着の瞬間、川上はマウンド上で膝から崩れ落ち、涙で立ち上がれなかった。