ヤクルト 積極策で快勝、5位タイ浮上 高津監督が打撃コーチに賛辞「いい指示を出した」
「ヤクルト6-3広島」(17日、神宮球場)
快勝の中で、ヤクルト・高津監督が勝因に挙げたのは打撃コーチだった。五回の攻撃前に円陣を組み、徹底した「積極性」と「狙い球」の確認。ナインを鼓舞するだけでなく、研究を重ねてつかんだベンチの勝利でもあった。
防御率0点台の広島のエース・大瀬良を前に積極性を求めた。大松打撃コーチは「スイングを仕掛けないで追い込まれるのか、スイングを仕掛けて追い込まれるのかは大きな違い」と言い、「淡泊な攻撃だと言われても、こちらもリスクを背負って」と指示を出した。
やみくもではなく狙い球も指示。一挙5得点を挙げた六回。適時打を放ったオスナ、松本直はいずれも2球目、岩田は初球と早い段階で仕掛けていった。高津監督も「今日はもう打撃コーチだね。いい指示を出した」と賛辞を惜しまない。チームは5位タイに浮上した。