巨人 痛恨サヨナラ負け 坂本適時打で追い付くも延長十一回に平内が被弾 阿部監督「あと1点取れば」

 「DeNA2-1巨人」(18日、横浜スタジアム)

 終わってみれば、競り負けだった。巨人はチームの連勝は2で止まり、首位を走る広島とのゲーム差が再び1と広がった。延長十一回にオースティンに一発を食らってサヨナラ負け。阿部慎之助監督は「さっぱり(した形で)終わったな」と淡々とした口調で語り、「ピッチャーは頑張った」と評価した。

 簡単に負けるわけにはいかない。相手に主導権を握られても、決して諦めなかった。打線が意地と執念を見せつけたのは0-1の八回の攻撃だった。2死一塁から坂本がしぶとく左線に運ぶ適時二塁打を放ち、試合を振り出しに戻した。

 ベテランの同点打に指揮官は「大きな収穫ですよ。よく同点に追いついたし、そういう、いいところもたくさんあった」とナインの奮闘をたたえた。ただし延長十一回まで戦って、わずか1得点の打線に「野手が何とか、あと1点取れば」と奮起を促すような口調で語った。

 今後も重要な戦いは続いていく。20日から東京ドームでライバル・広島と3連戦に臨む。気持ちを切り替えて、一戦必勝で挑む。

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