オリックス・山下舜平大 今季初白星!約1年ぶり「長かった」4四死球も5回1失点9K粘投
「オリックス5-2日本ハム」(18日、京セラドーム大阪)
昨季の新人王が、ようやく初勝利を挙げた。オリックス・山下舜平大投手は序盤に4四球と乱れながらも9三振を奪い、5回1失点と踏ん張った。昨年8月5日以来の白星に「長かった。勝たずにシーズンが終わるのだけは絶対に嫌だった」と心情を吐露した。
今季、悩んできた制球難を誘うように相手は1巡目にほとんどバットを振ってこない。二回は先頭からの2連続四球などで無死満塁。このピンチを犠飛の1点でしのいだことが大きかった。150キロ台後半の速球に加え、三回以降はカーブも決まって立ち直り「いい配球、投球ができた」とうなずいた。
さらなる飛躍を期待されたシーズンに、思わぬ不振に陥った。長いトンネルを抜け「チームの方々に助けられての1勝。次はチームが苦しい時とかに、自分が誰かを助けられるように努めたい」と決意。中嶋監督も「課題はあるが、よく向かっていった。この次にもう一回(いい投球を)見せないといけない」と期待を寄せていた。