大社のエース・馬庭は4戦計492球 石飛監督は声を詰まらせ「点差が開いたので代えたかった。3年生に聞いたら投げさせてください、と」

 「全国高校野球選手権・準々決勝、神村学園8-2大社」(19日、甲子園球場)

 大社(島根)は3番手で登板したエース左腕の馬庭優太(3年)が終盤に連打を浴びて失点。リードを広げられた。それでも雨でぬかるんだマウンドに最後まで立ち続けて91球。甲子園で4試合計492球を投げ切った。

 この日は背番号10の岸恒介(3年)が先発。1-2と勝ち越された四回途中に2番手で登板したのも背番号20の山本佳汰(3年)だった。1回戦から3試合を完投し、3戦計401球を投げていた馬庭が3番手でマウンドへ上がったのは五回途中。2-3の七回に神村学園(鹿児島)の中軸に集中打を浴びて一挙4失点。八回にも1点を追加されたが続投した。

 試合後、大社の石飛文太監督は「最後までマウンドで馬庭を見ていたかった」と話したが「もう一つの本心としては点差が開いたので代えたかった」と打ち明けた。「3年生に聞いたら、投げさせてください、と。しんどい状況でしたが、最後まで投げてもらいました」と言って、声を詰まらせた。

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