神村学園2年連続4強!プロ注目の4番・正林が監督の一言から“改心”適時打で勝利に貢献

 「全国高校野球選手権・準々決勝、神村学園8-2大社」(19日、甲子園球場)

 神村学園が2年連続準決勝へと駒を進めた。高校通算19本塁打でプロ注目の4番・正林輝大外野手(3年)が今大会初打点となる適時打で、チームの勝利に貢献した。

 1点リードの七回1死一、二塁で馬庭の直球を左方向に運び、追加点を奪った。大会初安打が出た3回戦・岡山学芸館戦後、小田大介監督(41)から「自分よがりな打撃になっている」と指摘を受けた。最後の夏に加え、注目度も抜群の正林。見えない重圧とも戦う中で、監督の一言で変わり身を示すことができた。

 小田監督は、適時打を打った直前にも正林に「心のお守りを持っていれば大丈夫」と声をかけていた。準決勝は関東第一と対決へ。指揮官は「準々決勝から決勝戦と思っている」と燃えている。一戦必勝の負けられないトーナメントで、最後まで暑い夏を戦い抜く。

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