青森山田が初の4強入り!吉川が木製バットで決勝打 兜森崇朗監督「一人一人の力が全部集結しないと」
「全国高校野球選手権・準々決勝、青森山田1-0滋賀学園」(19日、甲子園球場)
青森山田が春夏通じて初の4強入り。1点差で滋賀学園を下した。決勝打は11打席無安打中だった5番・吉川勇大内野手(3年)。木製バットで今大会初安打を放った。
1打席目は890グラムのバットを使用したが、「ヘッドが出てきてなかったので」と2打席目から850グラムのバットに変更。七回2死三塁の第3打席で相手エース・脇本の直球を左前へはじき返した。
木製バットを使用する理由は「かっこよさ」から。昨冬から試合で使い始め、相棒としてきた。安打が出ない日々が続いたが、金属バットに変えるつもりは「なかった」。信念を曲げなかった。
兜森崇朗監督(45)は「やっぱり一人一人の力が全部集結しないと」と、21日の準決勝・京都国際戦も全員野球で戦う決意。本気で頂を狙う。