京都国際・中崎 青森山田に春のリベンジだ「もう一度負けるわけにはいかない」 初決勝進出へ18歳初マウンド「冷静に」
第106回全国高校野球選手権は大会2度目の休養日となった20日、初優勝を狙う4校が兵庫県西宮市内などでそれぞれ調整した。21日の準決勝は神村学園-関東第一、京都国際-青森山田の顔合わせ。暑さ対策のため、第1試合は昨年より1時間早い午前8時に開始される。
京都国際は京都市内の自校のグラウンドで練習を行った。準決勝では、今春センバツ1回戦で九回サヨナラ負けを喫した青森山田と激突。先発見込みの中崎琉生投手(3年)は「一度負けた相手にもう一度負けるわけにはいかない」と力を込めた。
この日はブルペンには入らずキャッチボールなどで軽めに調整し、青森山田の映像もチェック。「丁寧に入っていきたい。(2回戦で)ホームランを打った佐藤洸選手も先頭で出したら怖いバッター。低く丁寧にということを頭に入れながら」と警戒を強めた。
センバツまでは主将を務めていたが、小牧憲継監督(41)から「ピッチングに集中してくれ」と言われ、藤本に交代した。「重荷は下りた」と話すが、それでも「1人のピッチャーとして、エースとしてマウンドに立つ以上、責任感は変わらない」と覚悟を持って戦い続けてきた。
19日には誕生日を迎えた。18歳になってから初のマウンドとなるが「いつもと変わらず冷静にピッチングできれば。甲子園という舞台で最高の結果で良いパフォーマンスができるように頑張りたい」。初の決勝進出へ、リベンジを果たしてみせる。