夏初決勝進出の関東第一・米沢監督 決着のバックホームの飛田を称える「すごく送球に悩んでいた時期も…よくストライクを」

 決勝進出を決め、好返球でピンチを救った飛田優悟(左)と笑顔で抱き合う関東第一・坂井遼(撮影・伊藤笙子)
 9回、玉城功大の中前打で本塁に突入した神村学園・岩下吏玖(右)をアウトにする関東第一・熊谷俊乃介(撮影・伊藤笙子)
 夏では初の決勝進出を決め、スタンドへ駆け出す関東第一ナイン(撮影・伊藤笙子)
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 「全国高校野球選手権・準決勝、関東第一2-1神村学園」(21日、甲子園球場)

 関東第一が1987年春以来、夏は初めての決勝進出を決めた。3回戦の明徳義塾戦(3-2)、準々決勝の東海大相模戦(2-1)に続き、3戦連続1点差ゲームをものにする圧巻の勝負強さで、初の優勝を狙う。

 神村学園の先発・今村の前に六回までノーヒットに抑えられていたが、0-1で迎えた七回に5番越後がチーム初ヒットとなる中前打で出塁すると、1死二塁から7番熊谷がライトへの同点適時二塁打を放ち、試合を振り出しに戻した。さらに1死三塁から8番市川の強烈な二塁へのゴロを、神村学園の二塁手・増田が後逸。関東第一が逆転に成功した。

 投手陣は先発の大後が5回4安打1失点にまとめると、2番手坂井が4回を無失点で締めた。

 九回の守備では、2死一、二塁のピンチを招き、代打・玉城に中前打を打たれたが、中堅・飛田が好返球で本塁で刺して、勝利を決めた。

 試合後、米沢監督は「最後は彼らに任せてという気持ちだった。(飛田は)すごく送球で悩んでいた時期もあった。最後、よくストライクを放ってくれたなと。彼が最後思い切ってやってくれた」と、目を細めた。

 粘り強い野球で決勝に進んだ。「うちは守備から精いっぱいやれることをやるというのをやってきた。正直、不格好なヒットばっかりも、私の中では彼らの素晴らしいヒット。それを持ち味としてやってきた。自信持って決勝も戦いたい。あまり最後という感じしない。まだまだ続くぐらいの気持ちで、彼らと一緒に全力でぶつかっていきたい」と、最終決戦を見据えた。

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