2年連続4強敗退の神村学園・小田監督 涙ぬぐい関東第一ナインに「頑張ってな」 本塁憤死で幕も選手称える「よく回したしよく走ってくれた」

 「全国高校野球選手権・準決勝、関東第一2-1神村学園」(21日、甲子園球場)

 神村学園は接戦を落とし、準優勝だった2005年の春以来、夏は初めての決勝進出はならず、2年連続4強での敗退となった。1点を追う九回、2死一、二塁の好機を作り、代打・玉城が中前打。二走の岩下が一気に同点のホームを狙ったが、関東第一の中堅・飛田の好返球もあり、アウトに。試合終了となった。

 降り注ぐ拍手に、涙をぬぐった後、小田大介監督は、先に引き上げる関東第一ナインに「頑張ってな」と声をかけ続けた。

 インタビューでは「私たちが作りたかったのは2年連続ベスト4ではなく、鹿児島初の優勝だったので、本当に悔しいです」と声を詰まらせながら、決着のシーンについては「あそこでは回すべきだとわたしは思っている。よく回してくれたしよく走ってくれた。あれがボール1個分でもそれていたらたぶんセーフだった。勝負は0・1秒、紙一重のところで争われている」と振り返り、「本当にうちの選手もよくやったし、関東一高の子もよくあそこで投げ切ったし、お互いすごい良いプレーだった。飛田選手、素晴らしい送球だった。関東第一、本当にいいチームでした」と、うなずいた。

 代打の玉城についても「強い気持ちでバットを振ってくれた。正林がいない間もチームを引っ張ってくれた選手。この夏はなかなか出番がなくても、朝から晩までバットを振っている姿をみていたので。最後玉城らしいバッティングをみせてくれた」と、目を細めた。

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