初決勝の京都国際・小牧監督「駄目か…」も相手エース登板で「スイッチ入れていただいた」春惜敗相手にリベンジ「青森山田さんに育てていただいた」
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「全国高校野球選手権・準決勝、京都国際3-2青森山田」(21日、甲子園球場)
京都国際が逆転勝ちで春夏通じて初の決勝進出を決めた。京都勢では2005年の京都外大西以来19年ぶりの夏決勝となった。2点を追う六回に、1死満塁の好機を作ると、5番長谷川の2点適時打で同点に。さらに1死一、三塁で6番服部の投ゴロの間に1点を奪い勝ち越した。
春のセンバツで初戦敗退(3-4)した際の相手だった青森山田にリベンジし、決勝の舞台に駒を進めた。
小牧憲継監督は「選手の短期間の成長すごいなと思いました。先制されて、駄目かという雰囲気が漂ったが、(青森山田のエース)関君の登板でスイッチを入れていただいた。繫いで繫いで繫いで、ワンチャンスをものにして。やってきたことを全部出そうと、食らいつこうという一心でした」と、逆転劇を振り返り、「このチームは選抜で負けてから、青森山田さんに育てていただいた」と、感謝。関東第一との決勝に向けて「京都の学校を背負って堂々と戦いたい」と、見据えた。