日本ハム・新庄監督 清宮に“愛のダメ出し”サインの聞き直し→取り消し「意表を突くのが作戦なんだから」

 「ロッテ1-7日本ハム」(21日、ZOZOマリンスタジアム)

 日本ハムは大技小技で勝利をもぎとった。4つの犠打をすべて得点につなげ、四回には大砲レイエスの13号2ランに、4番・清宮も2安打1打点の活躍。2位を争うロッテとの直接対決に連勝し、2ゲーム差に広げた。

 上機嫌の新庄剛志監督が表情を曇らせたのは、清宮の話題だった。五回1死一、三塁から右前適時打を放ったが「あそこ、ダブルスチールかけていたんですよ」と明かした。「で、聞き直したから(サインを)取り消した。意表を突くのが作戦なんだから」とバッサリだ。

 4番での起用を続けるのは期待の表れ。だが結果を出しても一切褒めないスタンスを続ける。慢心を防ぎ、さらなる成長を促すなどの意図がある。この日の名誉挽回の適時打にも「サイン取り消しのあとね。だから褒めはしない。ミス、ミス、ミス」と笑いながら、ダメ出しした。

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