京都国際・西村「ゼロ」継続で頂点獲る!現在23イニング無失点「絶対に点を取られないように」 22日決勝午前10時プレーボール
ともに春夏通じて初優勝が懸かる京都国際と関東第一(東東京)は休養日となった22日、京都市内のグララウンドなどで調整した。京都国際は春夏通じて初の決勝。関東第一は1987年春に準優勝したことがあるが、夏は初の決勝となる。暑さ対策のため、午後2時開始だった昨年から変更となり、午前10時にプレーボール予定となっている。
京都国際・西村一毅投手(2年)は無傷でチームを初の頂点へと導く。甲子園100周年の節目でたどり着いた夏の決勝の舞台。大一番を前にリラックスした中でも闘志を静かに燃やしていた。
「ピッチャーが0に抑えたら負けない。絶対に点を取られないようにして勝ちたいです」。ここまで3試合に登板。2013年の前橋育英・高橋光成(現西武)以来7人目となる2年生での夏の甲子園登板2試合連続完封を達成し、準決勝・青森山田戦では2番手で登板して5回2安打無失点と好救援した。計23イニングを投げていまだ無失点。メンバー外だった今春センバツ以降に覚醒を遂げ、無双状態が続いている。
この日はノースロー調整でランニングなどを行って汗を流した。エース左腕・中崎琉生投手(3年)と左腕二枚看板で勝ち上がった今夏。小牧憲継監督(41)は先発を明言しなかったものの「継投になると思う」と西村の出番を示唆した。
3年生と戦える最後の試合を前に「楽しんで悔いのないように。自分が支えられるようにしたい」と西村。“ミスターゼロ”が先輩たちに恩返しを果たす。