京都国際が初優勝 決勝史上初の延長タイブレークを制す 2-1で関東第一を下し京都勢68年ぶりの夏V
「全国高校野球選手権・決勝、京都国際2-1関東第一」(23日、甲子園球場)
春夏を通じて初の決勝に進んだ京都国際(京都)が関東第一(東東京)との決勝史上初の延長タイブレークにもつれた熱戦を制し初優勝を果たした。
京都勢の優勝は1956年の平安(現龍谷大平安)以来、68年ぶり。
京都国際は0-0の延長十回無死一、二塁で、代打の西村が左前打で満塁に。金本が押し出し四球を選んで先制した。さらに三谷の右犠飛で2点目を奪った。
その裏、西村が先発の中崎に代わって2番手のマウンドに上がり、相手の反撃を1点に食い止めた。
試合後、場内で優勝監督インタビューに臨んだ小牧監督は「本当にすごい子どもたちだなと、もうひたすら感心した」と第一声。十回裏の守りは1点を返され、なおも満塁のピンチを迎えた。抑えれば勝ち、打たれれば逆転サヨナラ負けの状況を切り抜けた。「もう開き直るしかなかった。精神力、気持ちの部分。ここだけは絶対に負けたらあかんということをずっと言い続けてきた。本当に足が震えるような場面だったが、全員で強い気持ちを持って攻めてくれた結果。本当にすごい子どもたちだと思った」と選手をたたえた。