巨人大敗 阿部監督は初の会見拒否 中日相手に投壊8失点 ファンに挨拶も表情厳しく

 プロ初先発で6安打4失点とほろ苦いマウンドとなった西舘(撮影・佐藤厚)
 7回、赤星は宇佐見(左)に1号2ランを打たれる(撮影・佐藤厚)
 浮かない表情でグラウンドを見つめる阿部監督(中)=撮影・佐藤厚
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 「巨人2-8中日」(23日、東京ドーム)

 巨人が中日に大敗し、痛恨の連敗を喫した。プロ初先発のドラフト1位・西舘(中大)が5回4失点で3敗目。2番手の赤星も3失点、続く今村も1失点と踏ん張れず、結果的には一方的な試合展開になった。

 試合後、阿部監督はグラウンドに出てファンに挨拶したものの、表情は厳しく足早にベンチ裏へ。そのまま報道陣の前には現れず、就任後、初めて会見を拒否した。今季、2秒で会見を終えたことはあったものの、113試合目で異例の対応となった。

 それほど、ふがいない試合内容だった。試合は初回から動いた。西舘の制球が定まらず、2死二塁から細川、石川昂に連続四球で満塁。宇佐見に一、二塁間を破られ、2点の先制を許した。裏の攻撃で先頭・丸の3連打から大城の中犠飛で同点に追いついた。振り出しに戻すと、西舘は二、三回と踏ん張ったが、同点の四回だった。

 先頭・宇佐見の四球から無死二、三塁のピンチを招くと、田中の遊ゴロの間に勝ち越し点を許した。五回は先頭・岡林、川越の連打から、石川昂の左犠飛で4点目を許した。2番手で昇格即、登板となった赤星も宇佐見に2ランを浴びるなど、2回3失点。続く今村も失点し、流れを食い止めることができなかった。

 西舘は「先制点を与えてしまった後、すぐ同点に追いついてもらったのですが、2イニング連続で失点してしまった。テンポも悪かったと思いますし、守備からリズムを作れませんでした。もっとゾーン内で勝負ができるようにまたやっていきます」とコメントした。

 シーズンは残り30試合。前カードの広島3連戦で1勝2敗と負け越し2ゲーム差に広がった。首位の背中を追いかける中、痛恨の形で連敗を喫した。

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