日本ハム、延長十回競り負け 連勝が3で止まる 宮西が決勝被弾 先発・福島が5点リード守れず5失点KO Vマジックは21に

 10回、正木(左)に勝ち越しソロを浴び、ぼうぜんとする宮西(撮影・中島達哉)
 4回、ソフトバンク打線に打ち込まれ、5失点で降板する福島(左)=撮影・中島達哉
 10回、遊飛に倒れる清宮(撮影・中島達哉)
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 「日本ハム5-6ソフトバンク」(23日、エスコンフィールド)

 日本ハムは延長で首位・ソフトバンクに競り負け、連勝は3で止まった。首位とは11・5差と広がり、ソフトバンクの優勝マジックは21となった。

 5-5の延長十回。7番手の宮西が1死から正木にストレートを左中間席へ運ばれ、これが決勝点となった。

 日本ハムはこの日、今年4月に期間限定で着用した、黒い「エスコンフィールド1周年ユニホーム」を着用。当時5勝2敗1分けと好成績を収め、新庄監督の要望もあり、この時期に“再登板”となった。ソフトバンクもビジター用の黒のユニホームを着用。黒対黒の構図となった。

 序盤は攻勢だった。二回は清宮、レイエスの連打から1死満塁の好機を作り、伏見の適時打で1点を先制した。三回は清宮の右翼線二塁打など1死で二、三塁とし、レイエスの中前適時打に周東の失策で2点を追加した。

 レイエスは「三塁ランナーをかえすことが一番の目的で、落ち着いて打席に入りました。犠牲フライでもよかったですが、結果的にヒットを打てたのでうれしいです」。さらに、2死満塁から水野が2点適時打。5点のリードを奪った。

 清宮はこれで4試合連続複数安打。レイエスは13試合連続安打、4試合連続打点と絶好調の4、5番コンビが機能した。

 だが、5点のリードをもらった福島がまさかの変調。三回まで1安打無失点の好投だったが、四回、無死から栗原、山川に連続本塁打を浴びると柳町の適時打、周東の適時三塁打、牧原大の適時二塁打であっという間の5失点。同点とされてこの回途中で降板した。

 「点を取ってもらった直後に、こんな展開を招いてしまって本当に悔しいです。またカード頭に序盤でマウンドを降りてしまい、中継ぎ陣の方々に申し訳ないです」とコメントした。

 しかし、その後は救援陣が踏ん張り、ソフトバンクに勝ち越し点を許さなかったが、延長で力尽きた。

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