楽天・辰己 予習効果で20試合ぶり5号 休日返上で西武-オリ観戦「なかなかできない経験」

 小郷らとグラブタッチする辰己(中央)(撮影・園田高夫)
 1回、先制ソロの辰己を迎える今江監督(左)=撮影・園田高夫
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 「西武1-2楽天」(23日、ベルーナドーム)

 一振りで試合の流れを引き寄せた。楽天・辰己が自身20試合ぶりとなる5号ソロを放ち、チームを4連勝に導いた。「貢献できたのはよかった」と納得の表情だった。

 一発で仕留めた。初回「基本的に1打席目の初球は振らないけど、タイミングがとれたので勝手に体が反応した」と西武・松本の初球のストレートを強振。快音を残した打球は、センターバックスクリーン横に突きささる先制弾となった。

 前夜に下見をしていた。チームが移動休養日だった22日、自らチケットを購入し家族とベルーナドームを訪れて試合観戦していた。「選手をやっている以上、なかなかできない経験。俯瞰(ふかん)的な感じで見られて楽しかった」。スタジアムグルメも楽しむなど、家族と球場の雰囲気を楽しんだ。

 今江監督は「(観戦は)彼らしいですね。まあ悪いことじゃないと思います」と苦笑い。辰己の活躍もあり、チームは後半戦初の4連勝で再び貯金生活に戻った。2位ロッテとも2ゲーム差に縮まり、いよいよAクラスもはっきりと見えてきた。

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