「イースタン、ヤクルト－楽天」（２４日、ヤクルト戸田球場）

　楽天・田中将大投手が実戦復帰後３度目のマウンドに上がり、４回２／３を６安打４失点。「ステップアップしてるなと自分の中で感じられた」と振り返った。

　序盤から直球、変化球と満遍なく投げた右腕。五回、得点圏に走者を背負った場面ではギアチェンジ。球速表示だけではない出力を感じさせた。「最後はばらつきが出た」と連続長打を浴びるなど、失点を重ねたが「点を取られたのでいいとは言えないけど、収穫はあった」と手応えも口にした。

　今月７日に大学生との練習試合で３月以来の実戦復帰。同１３日にイースタン・ＤｅＮＡ戦（横須賀）で４４球。この日は予定通りの７５球と確実にステップを踏んでいる。「イニングも球数も増やすことができた。バッターとの勝負というのもそうですし、試合を重ねるごとに徐々によくなっている」と一歩ずつ前へ進んでいる。

　１軍復帰に向けては「自分の体のコンディションも見ながら」とまだ慎重な姿勢。「どういうスケジュールになるかわからないけど、準備していく形をとりたい」と語った。