巨人 体操三冠・岡慎之助の美フォーム→アウトローにズバッ!を導いた内海コーチの指導 ビフォー&アフターで激変「教える人がいいから」の声

 マウンドから投球する岡慎之助=25日
 マウンドから投球する岡慎之助=25日
 投球後、笑顔を見せる岡慎之助=25日
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 パリ五輪の体操男子で3冠に輝いた岡慎之助と団体総合で金メダルに貢献した杉野正尭(ともに徳洲会)が、25日に東京ドームで行われた巨人-中日戦でセレモニアルピッチに登場した。岡が始球式のマウンドに上がり、杉野は打席へ。美しいフォームからアウトローにズバッと力強いボールを投げ込みスタンドから大きなどよめきがわき起こったが、背景にはある投手コーチの的確な指導があった。

 徳洲会体操クラブの公式YouTubeチャンネルで舞台裏の映像が公開され、岡は始球式登板前にブルペンで練習を行っていた。そこで巨人・内海投手コーチがプレートの使い方、体の使い方などをアドバイス。捕手役を務めていた杉野が実演すると、「それ、それっ!」と言いながら、1球ごとに「そうそうそう!」と優しく助言を送った。

 次第に制球力が上がっていき、ボールの勢いも増した。周囲から「教えてくれる人がいいから」との声もあがったが、投球フォームは複雑なメカニックでもあり、そう簡単には教えられたことを体現できない。岡の再現力の高さを示す映像に「岡くん飲み込み早すぎる!さすがアスリート」「センスあふれてましたね」とファンから絶賛の声があがった。

 始球式後、岡は「緊張やばいっすね。脚、メチャクチャ震えてます。普段やったことないことしたんで、不安でしょうがなかったっす」と振り返りながら、自身の投球については「9割ぐらいですね。練習もしてきたので」と、胸を張った。

 打席に立った杉野は「ちょっと打ちにいきたかったですけど、でも慎之助の球がきゅっと伸びたんで難しかったです」と、笑った。一方でプロの投手コーチが指導すれば途端にボールが変わるという恰好の事例にもなった。

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