オリックス 2失点以下の連続試合記録が「10」でストップ 乱調のモイネロ攻めきれず 宇田川が3カ月半ぶりに1軍登板
「ソフトバンク3-1オリックス」(27日、みずほペイペイドーム)
オリックスはソフトバンクに敗れ、連勝とはならなかった。
投手陣が積み上げてきた快記録が、早々に止まった。球団83年ぶりの10試合連続2失点以下を達成していたオリックス。記録更新に期待がかかったが、田嶋が複数失点を重ねた。
1点リードの二回先頭の正木に同点ソロを献上。その後1死一塁から高めに浮いたスライダーを佐藤直にはじき返され、左中間フェンス直撃の適時三塁打で勝ち越された。次打者の今宮にも中犠飛を許し、この回だけで3失点となった。
8試合連続クオリティースタート(6回以上、自責点3以下)と試合は作ったが、今季7勝目とはならなかった。2点ビハインドの七回からは宇田川が5月15日・ロッテ戦以来、約3カ月半ぶりに登板。150キロ超のボールを次々と投げ込み、三者凡退と上々の再出発となった。
打線は初回に2死満塁から紅林の押し出し四球で先制に成功した。続く二回もモイネロが乱調で、2死一、二塁と好機を作ったが、杉本が中飛に倒れ、追加点を奪うことができなかった。
初回に3四球を出したモイネロは、味方の援護点を受けると立ち直りを見せた。オリックス打線は太刀打ちできず、三~六回までは無安打に抑え込まれた。
2点を追う七回は藤井を前に1死一、二塁と反撃といきたいところだったが、太田が右飛、福田が空振り三振に倒れ、生かすことはできなかった。