日本ハム・新庄監督 自ら招いたピンチをしのぎガッツポーズの斎藤友に突っ込み「ちゃうやろ!って。吉本だったらズッコケだよ、ベンチで」

 11回、頭を抱える新庄監督(中央)=撮影・中島達哉
 11回、田中和のバントした打球を二塁へ悪送球する斉藤友(撮影・中島達哉)
 11回を抑えた斉藤友(48)を迎える清宮(中央)ら日本ハムナイン(撮影・中島達哉)
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 「日本ハム3-3楽天」(27日、エスコンフィールド)

 日本ハム・新庄監督は壮絶な幕切れの引き分けに「もうお互いね、いい粘りでしぶとかった。いや、本当、疲れを通り越して楽になって、疲れて、最後もうどうなるんだ?うわー、あーって」と興奮気味に振り返った。延長十二回は2死一塁で石井が右中間へ二塁打。一塁走者のマルティネスは懸命に走って三塁を回ったが、本塁で憤死した。指揮官は「あれは回して当然」と誰も責めなかった。

 12回を戦い抜いたナインをたたえた新庄監督は「まあ一番踏ん張ったのは斎藤君かな」とも。延長十一回に登板した斎藤友は、自ら投前バントを二塁悪送球するなど無死満塁のピンチを招きながら得点を許さず、まるで優勝投手かのようにマウンド上で両拳を突き上げた。

 これには新庄監督も「ガッツポーズして、『ちゃうやろ!』って、みんなベンチ大爆笑。『おまえ、両手上げんな』って」と突っ込み。「マウンドの雰囲気にまだのまれてる。バントの処理でも手と足が合ってない」と斎藤友の“自作自演劇”を振り返り「吉本だったらズッコケだよ、ベンチで」。そう笑わせ、もう一度「まあよくみんな戦ってくれましたよ」とナインをたたえた。

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