巨人4連勝で首位・広島をピタリ追走 貯金は阿部政権最多「13」ラッキーボーイ浅野が先制3号2ラン

 3回、浅野は左越えに3号2ランを放つ(撮影・佐藤厚)
 8回途中から登板する船迫(左)を鼓舞する阿部監督
 3回、浅野は左越えに3号2ランを放ち、ナインに迎えられる(撮影・佐藤厚)
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 「ヤクルト2-3巨人」(28日、神宮球場)

 巨人が接戦を勝ちきり、4連勝。貯金は阿部政権最多の「13」となった。先発のグリフィンが6回5安打2失点の粘投で6勝目(3敗)。浅野が先制3号2ラン、吉川が決勝犠飛を放った。

 「チャンスで回ってきたら、絶対に打つと強い気持ちで打席に入りました」。0-0で迎えた三回だ。2死三塁のチャンスで巡った第2打席。2-2からフォークを狙った。高く弧を描いた打球は左翼スタンド中段に到達。3試合ぶりの一発でチームに流れを呼んだ。

 前夜27日は初回、内角攻めで左腕に死球を受けた。六回2死三塁でヤクルトベンチは、丸敬遠で浅野勝負を選択。遊ゴロに倒れ「打てなかったのがとても悔しかった」と唇を噛んだ。この打席後に途中交代。怖さと悔しさを知った1日を、次戦で最高の結果に変えた。

 一方、投げては先発のグリフィンが粘りの投球。四回、増田、サイスニードの適時二塁打2本で一時同点に追いつかれたが、味方の援護にも助けられながら、リードを守って役目を終えた。七回以降、ケラー、バルドナード、船迫、大勢と勝利の方程式でつないだ。

 首位・広島が中日に負けると、7月31日以来約1カ月ぶりに首位に立つ可能性もあったが、互いに譲らずゲーム差0で試合を終えた。シーズンは残り26試合。依然として激しい競り合いが続いている。

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