DeNA・東「死ぬ気で投げた」7回2失点で11勝目 勝率5割復帰で3位・阪神に1・5差
「DeNA3-2阪神」(28日、横浜スタジアム)
思わずほおを紅潮させた。DeNAのエース東克樹投手は粘りの投球で猛虎打線を相手に、7回2失点。11勝目を挙げ、チームは勝率5割に復帰するとともに、3位阪神との差を1・5に縮めた。
「死ぬ気で投げた。チームにとっての天王山という覚悟を持って臨んでいた」。初回に味方の守備が不運なミスに見舞われ、それを足場に先制点を献上。しかし、負けられない戦いで踏ん張るのがエースだ。中盤からはチェンジアップを効果的に交え、冷静に修正。三浦監督は「精神的によく投げてくれた」と強じんなメンタルをたたえた。
昨季8月4日の登板から31試合連続でクオリティースタートを記録。もはや抑えて当たり前のように思われるが「今日は打たれるんじゃないかと不安もある」とも吐露する。しかし、マウンドに立てば必ず仕事を果たす男が、上位進出をけん引していく。