西武 今季17度目対戦でロッテに勝った 渡辺監督代行「長かったなという気がします」
「ロッテ0-8西武」(29日、ZOZOマリンスタジアム)
西武が8-0の快勝で、屈辱的な数字に終止符を打った。ロッテに今季17度目の対戦で初勝利。開幕からのカード連敗を「16」で止め、渡辺久信監督代行は「1勝しないと始まらないよ、と選手にハッパをかけてきた。長かったなという気がします」と胸をなで下ろした。
敗れればCS進出の可能性が消える一戦で投打が一丸となった。まずは初回に佐藤龍が先制の4号2ラン。「打った瞬間『気持ちよい』と思うくらい確信できるホームランでした」。六回は古賀が2点二塁打を放ち、九回には平沼の2点二塁打や外崎の犠飛などで4点を加えた。
投げても5投手が零封リレーを演じた。先発の渡辺も変化球を軸に五回まで散発2安打。六回2死二塁でソトの強襲安打が右足首付近に当たって降板したが、緊急登板した佐藤隼が後続を断った。七、八回は前日28日に暴投で失点した平良とボーが踏ん張り、渡辺に約2カ月ぶりの2勝目をプレゼントした。
ロッテ戦の連敗は止まったものの、借金は42。「一つ勝ったんで、次からも一つ一つ勝っていくしかない」。渡辺監督代行の言葉が重く響いた。