「広島（台風接近中止）ヤクルト」（３０日、マツダスタジアム）

　ヤクルトの高津臣吾監督（５５）が３０日、セ界の“台風の目”になる宣言だ。今季は７戦全敗の鬼門・マツダでこの日は練習を行い、「新井大後輩が頑張るから。対戦もまだ多く残しているし、強いカープですけどね。困らせると言ったらあれだけど、ちょっとやり返したい」と不敵に笑った。

　広島工の８学年後輩にあたる敵将・新井「大後輩」にやられっぱなしで、終わるわけにはいかない。台風の影響で早々に試合中止が決まっていた中での練習だが「楽できたじゃなくて、しっかり練習して明日に準備ができたと思えるような練習になったかどうかが大事」と表情を引き締めた。

　２９日には大雨の影響で８時間、新幹線に“缶詰め”状態にされる困難も立ちはだかったが、３１日に先発する高橋や主砲・村上ら４選手も１日遅れで合流。チーム一丸となって食らいつきたい。