西武・栗山「うれしくて興奮してたんで覚えてない」 劇的逆転弾に、大ベテランも興奮隠せず「うれしすぎる人は寝なくて大丈夫」ファンへ呼びかけ

 8回、代打逆転2ランの栗山(右)が赤田コーチに迎えられる(撮影・園田高夫)
 ファンとタッチする栗山と今井(左)=撮影・園田高夫
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 「西武2-1日本ハム」(31日、ベルーナドーム)

 西武が、40歳の大ベテラン・栗山の劇的な逆転2ランで勝利した。

 0-1の八回。1死三塁の好機をつかみながら、古賀は遊ゴロに倒れた。ファンの期待がしぼみかけた場面で、代打で登場した栗山は左腕・河野から右翼席最前列に飛びこむ起死回生の一発。敗色濃厚だったチームの窮地を救った。

 さすがの大ベテランも、お立ち台では興奮冷めやらず。「自分のスイングすること、それだけですね。ちょっとこすったかなと思ったんですけど。最近ああいう打球ってなかったんで何とか越えてくれてと思いながら」と打席を振り返った。

 ダイヤモンドを回る際のスタンドからの歓声を問われると、「ぼくもうれしくて、興奮してたんで、覚えてない。大きな声援がしてるなというのは分かりました」と冷静ではいられなかった。

 今季1号は、球団2位タイとなる20年連続本塁打ともなったが「それについてはそんなに…」と意識せず。「やることはいつも変わらないですし、これだけ大勢のファンの皆さんが駆けつけてくれますんで。何とか期待に応えたいと、自分も出番が来たら、みんなを楽しませるプレーがしたい。うれしすぎる人は寝なくて大丈夫です。あしたも頑張ります!」と笑顔でファンの声援に応えていた。

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