楽天が逆転負けで3連敗 今江監督「重い試合になった」「今のチーム状態を象徴」

 6回、若月を次打者に控え、渡辺翔(手前左から2人目)のもとに集まる楽天ナイン。この後、勝ち越し打を許す
 7回、鈴木大が空振り三振に倒れる
 6回、追加点を許した渡辺翔。手前は生還した二走・頓宮
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 「楽天2-6オリックス」(1日、楽天モバイルパーク)

 楽天は痛恨の逆転負けで3連敗、借金生活に逆戻りとなった。今江敏晃監督は「先制できたけど、その後の追加点がなかなか取りきれなかった。重い試合になった」と振り返った。

 頼みのリリーフが誤算だった。2点リードの六回、2番手の渡辺翔が連打で同点とされると、若月に勝ち越しの一打を許した。その後は、ビハインドの展開でも「1点が重くなるのでなんとか防いで少ない点差で」と勝ちパターン投手をつぎ込み、勝利の執念を見せた。しかし、九回にはセットアッパーの鈴木翔が3失点。試合を決められた。

 打線もたたみかけられなかった。初回に浅村の適時打で先制したが、三回には無死満塁から浅村の併殺打の間の1点のみ。五回にも労せず無死一、二塁とチャンスを迎えたが、クリーンアップが倒れ無得点。直後に逆転を許す展開になった。「3、4、5番で取れなかったので、今のチームの状態を象徴していると思う」と厳しい表情だった。

 5位・オリックスに痛恨の3連敗でゲーム差も2・5に縮まった。7月末から“真夏のクリスマス”と銘打ったホームゲーム期間は、この日が最後。合計5勝11敗と寒い結果に終わった。指揮官は「重くなっているので、切り替えて明日一つ勝てるように頑張ります」と語った。

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