逆転サヨナラ負けの新庄監督は即切り替え「選手が活躍してこの順位にいる」「こういう日がなかったら成長しない」
「西武6-5日本ハム」(1日、ベルーナドーム)
日本ハムは痛恨の大逆転サヨナラ負け。2連敗で最下位の西武にカード負け越しとなった。首位ソフトバンクとは11差と開いたが、3位ロッテは敗れて3差は変わらなかった。
同点の九回、水野の適時三塁打、清宮の適時打で2点を勝ち越し。だが、その裏に登板した守護神・柳川が誤算だった。2死満塁から栗山への押し出し四球で1失点。3四球の乱調で池田が救援したが、元山に右中間を破られる一打で試合終了となった。
試合後、新庄監督は「柳川君どうしたんだろうね。きょうは腕振れてなくて。暑さなのか、マウンドなのか。ちょっと栗山君にフォアボール出して、ストライク入らないかなと」と振り返った。
ただ、下を向くことはない。残り24試合。「思い切りいったんで、切り替えて。残り試合数は、1試合1試合切り替えて行かないといけない。自信をもって、選手が活躍してこの順位にいるわけですから。これからも選手を信じて。グラウンド出すのは僕。思い切ってやってくれたらいい」と選手にメッセージを伝えた。
試練となった柳川も鼓舞した。「こういう日がなかったら成長しない。(失敗がなければ)150セーブくらいしますよ(笑)」とし、他のリリーフ陣についても「競争ですから。目の前に(田中)正義くんに見せて。燃えてくると思う」とうなずいた。