NPBが野球観戦で新ルール施行 「写真・動画などの撮影及び配信・送信規定」動画の配信・送信禁止
日本野球機構(NPB)は2日、SNSの普及・拡大を受けて「写真・動画などの撮影及び配信・送信規定」を新たに策定したと発表した。25年2月1日から施行する。
円滑な試合進行および、観客の平穏観戦環境の調和を図ることなどを目的に、プロ野球試合観戦契約約款の下部規定として策定した。球場のボールインプレイ中のプレーヤーについて撮影の制限はないが、一切の動画の配信・送信を禁止するもの。ボールインプレイ中のプレーヤー以外を撮影した動画のうち140秒以内のものであれば、配信・送信は認められる。
また「他人の身体の一部や身分証(ID)などを拡大・強調するような撮影行為はおやめ下さい」としている。例えば球場の“ビールの売り子”が撮影されるようなケースもあったという。
そうした行為の確認やチェックは各球団や各球場が行う。規定に違反した場合は試合観戦契約約款に基づく処分を行うことがある。