日本ハム・新庄監督理想の4番 レイエスが球団タイ24試合連続安打「何が来ても打てるようないい状態」
「ソフトバンク3-6日本ハム」(3日、みずほペイペイドーム)
日本ハムが初回に万波の先頭打者本塁打、レイエスの2点適時打、伏見の適時打でモイネロから5点を先制。三回にもマルティネスが一発を放ちこの回で難敵をKOした。
レイエスは「いい粘りで自分が打つボールを待てたと思います。強いボールのピッチャーなので、振り負けない意識で打ちました」とフルカウントからの一打を振り返った。
この一打で24試合連続安打とし、51年の大下弘、07年の森本稀哲の球団記録に並んだ。「個人の記録っていうのは意識はしないで、毎日自分のベストを出すっていうことと野球を楽しむっていうことをメインに置いてる。打てればいいけど、打てなかったとしても勝つことに貢献できればいい」とチームの勝利をよろこんだ。
新庄監督は7月30日の西武戦(ベルーナドーム)から、4、5番を任せていた清宮、レイエスを1つずつ上げて、3番・清宮、4番・レイエスの打順を組む。
その狙いを問われると「僕は基本は右の4番が好きなんで」と明かす。「左の4番バッターで、左ピッチャーがきた時にくるくるくるくる三振する外国人をよく見てきたんで、昔から。ワンポイントで来るんすよ。だったら、右の4番と思いながら。で、両方(清宮もレイエスも調子が)上がってきたんで」と解説した。
レイエスは「ストライクゾーンに来たら、もういい球が来たら打つってことを意識してますし、今はほんとに何が来ても打てるっていうような、いい状態であるとは思ってます」と胸を張る。新庄監督就任以来固定できなかった4番打者。気は優しくて力持ちな男が、頼もしい存在だ。