ヤクルト・田口が海外FA権を取得「ジャイアンツあっての僕」と巨人に感謝 メジャー挑戦は「心の奥、片隅にある程度」
ヤクルトの田口麗斗投手(28)が3日、出場選手登録日数が9年に達して海外FA権を取得した。
この日の試合前に取材に応じ、「ジャイアンツあっての僕だと思っている」と古巣の巨人に感謝。「なかなかとれるものではないので。ずっとここまで使い続けてくれたおかげで取得できた」と歴代の監督らへの思いを言葉にし、「1つのプロ野球選手としての勲章を手に入れることができたと思ってるので。まだシーズンありますし、最後まで戦えるように、怪我なく積み重ねていけるようにしたい」と話した。
昨オフの契約更改交渉の場では3年総額5・5億円の契約を結んでいるが、その際にメジャー挑戦の意志も伝えていた。契約内容には1年ごとに話し合いの場を設けることも盛り込まれているが、この日は「心の奥、片隅にあるっていう程度なので。今はね、ちゃんとシーズンに全うするしかないので。前半離脱してるんで、このまま最後まであと1か月突っ走っていきたい」と話すにとどめた。
田口の今季は33試合に登板し、1勝3敗7セーブ、10ホールド、防御率は1・26。この日も七回に登板し、三者凡退に抑えていた。