DeNA・東 32試合連続クオリティースタート 13年マー君以来シーズン100%も視界
「DeNA5-1広島」(3日、横浜スタジアム)
自信がみなぎっていた。DeNA・東が7回2/3を1失点。12勝目を挙げ、昨季8月4日の阪神戦から32試合連続でクオリティースタート(=QS、6回以上、自責3以下)を達成。中5日で臨んだエースが、無双投球で勢いをもたらした。
「序盤、しっかりと0で切り抜けることができたのが良かった。自分もリズムに乗ってこられたのかなと思います」。ここまで対戦打率・500と分が悪かった小園には、直球勝負で終盤までチャンスの糸口を与えなかった。この日の会心の1球は、七回1死一、二塁で矢野を145キロ直球で空振り三振。「きょう一番、力のある球で抑えられた」と頬を緩ませた。
2013年の楽天・田中将大以来となるシーズン100%のQSも視界に捉える。四回には2死満塁から左前適時打。「このまま0点だったら相手に流れが行っていた」。今季2戦2敗の森下を撃ち、投打ですごみを見せた。
4試合連続中止の異例事態。1日の全体練習で選手、首脳陣、スタッフのミーティングが行われた。東は「筒香さんからもお話がありましたし、『ヌルッと入らずに、目の色を変えてやろう』と全員で再認識しました」と戦闘モードへ改めてギアを入れた。
チームは4連勝で貯金1。3位・阪神も勝ちゲーム差は1・5のままだが、し烈な上位争いのカギを握るのはDeNAだ。