降板拒否→三浦監督に一喝されたDeNA・ウイック あの日以来の登板で2回無失点 指揮官も笑顔で拍手
「DeNA-広島」(4日、横浜スタジアム)
8月27日の阪神戦の七回、無死満塁のピンチを招いて三浦監督に交代を告げられる直前、降板拒否の姿勢を示して、指揮官から「チェンジ!」と一喝され、半ば強制的に降板させられ、この場面が話題となっていたDeNA・ウイックが、その一戦以来、8日ぶりの登板で2回を無失点に抑えた。
先頭の菊池を空振り三振。続く代打・佐藤を遊飛。秋山の打球は一、二塁間に飛んだが、一塁・オースティンがダイビングキャッチでミットに収めると、ベースカバーのウイックにトスして3アウト目を稼いだ。
ベンチに戻った右腕はナインと立て続けにハイタッチを交わし、三浦監督も笑顔で拍手を送った。
右腕はイニングをまたいで八回もマウンドへ。野間を三ゴロ、小園を一ゴロ、末包は左飛に打ち取ったが、これを関根が落球。2死二塁から坂倉に四球を与えたが、最後は堂林を遊ゴロに仕留めた。一塁ベンチ前では失策を犯した左翼・関根を温かく出迎えるシーンもあった。