セ・リーグは上位4球団が5ゲーム差の大混戦 広島、巨人が痛恨の連敗 追う阪神とDeNAは連勝

 敗戦を喫しベンチを引き揚げる新井監督(撮影・佐々木彰尚)
 ジャクソンを出迎える三浦監督(撮影・佐々木彰尚)
 ヤクルトに完封負けを喫し、スコアボードの方向を見つめる阿部監督。右は二岡ヘッド兼打撃チーフコーチ(撮影・中田匡峻)
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 「DeNA6-1広島」(4日、横浜スタジアム)

 セ・リーグの優勝争いが混沌としてきた。

 首位の広島は、初回に先発のアドゥワがDeNA・宮崎に3ランを浴びるなど一挙5失点の大乱調。打線もわずか1得点に終わり、後半戦3度目の連敗となった。一方のDeNAは今季2度目の5連勝。4位ながら首位まで5ゲーム差。残り25試合、逆転の可能性が出てきた。

 2位の巨人は勝てば首位浮上のチャンスだったが、ヤクルト・吉村にプロ初完投、初完封を許すなど今季17度目の完封負け。最下位のヤクルト相手に痛恨の連敗となった。

 阪神は初回に佐藤輝の失策が絡んで2点を先制されたが、直後に近本、中野の連打から森下が同点の2点適時二塁打。大山が中越え二塁打で続き、佐藤輝が勝ち越しの2点中前適時打。トドメは井上が左翼席に甲子園初アーチとなる2号2ラン。怒濤の6者連続安打で6点を奪い逆転勝ち。首位・広島まで3・5ゲーム差に迫った。

 パ・リーグはソフトバンクに優勝マジック「15」が点灯しているが、セ・リーグは1位から4位までが5ゲーム差の中にひしめく大混戦。チャンピオンフラッグの行方が分からなくなってきた。

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