日本ハム・水谷が苦手ソフトバンク克服の殊勲打「いいきっかけになる」新庄監督「“ここで掴むんだ”って、打ってくれて嬉しかった」

 ヒーローインタビューを終え、ファンにあいさつする水谷
 9回、水谷が左前に勝ち越し打を放つ
 9回、清宮は2ランを放ち水谷(左)と抱き合う
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 「ソフトバンク5-8日本ハム」(4日、みずほペイペイドーム)

 日本ハムが九回に3点差を大逆転。ソフトバンク戦4連勝を飾った。九回は相手投手陣のアクシデントに乗じて猛攻をしかけると、田宮の適時打、石井の適時打で1点差とし、万波の遊ゴロの間に同点。2死二塁から水谷が決勝左前打、さらに清宮の2ランで試合を決めた。

 新庄監督は「どうですか?この感動を与えるチーム。最後まで諦めない。かっこよかったね」と笑顔を見せた。

 決勝打の水谷は「あそこでちびっても仕方ないので、そこは腹くくっていこうと思った」と言う。今年、現役ドラフトで加入。打率3割をキープするが古巣ソフトバンク戦のみは八回の空振り三振で43打数6安打、打率・140と結果が出せないでいた。

 「明らかに打っていないので、意識していないつもりでも意識していたのかな」と振り返る。この日は「何とか事を起こそうと思ったのと、打っていないですけど、自分は3割打っていると、あのときだけは自信を持って、こっちがビビるんじゃなくて、相手が一番嫌なバッターに回ってきたっていう、ポジティブな気持ちで入ろうと思いました」と明かした。

 新庄監督はソフトバンク戦を控えて「水谷君はソフトバンク戦では打てていない。何とか苦手意識を取らないとね」と話していた。この日は試合途中から起用し殊勲の一打。「(勝ち越しの場面で)水谷君に回ってきたんで、“ここで掴むんだ”って。打ってくれたんで嬉しかった」と喜んだ。

 CSでも対戦可能性のあるソフトバンク。先を見据えても大きな一打。水谷は「そこだけ打てないじゃ話にならない。きょうは最高の所で1本出た。きょうでひとついいきっかけになると思ってて次に臨めれば」と目を輝かせた。

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