阪神スカウト5人態勢で熱視線 NTT西日本・伊原が8回途中2失点10Kの快投 最速148キロ計測
「社会人野球日本選手権近畿地区最終予選・2回戦、NTT西日本8-2ニチダイ」(5日、わかさスタジアム京都)
今秋ドラフト候補でNTT西日本の最速149キロ左腕・伊原陵人投手(24)が先発し、9球団のスカウトが見守る前で8回2/3を5安打2失点の好投を披露した。
決め球にフォーク、スライダーなどを用いて六回には三者連続空振り三振を奪うなど、計10奪三振を記録。今夏はウエートトレーニングに励んで直球の強化に取り組み、「真っすぐでファウルがとれるようになった」と手応えを口にした。この日最速は148キロを記録した。
智弁学園高出身で2つ上の代では阪神・村上がエースとしてセンバツ優勝。大商大からNTT西日本に進み、社会人2年目でドラフト解禁年を迎えた。
阪神は5人態勢で視察。DeNA・吉見スカウトは「8割で投げるボールでも質が良い。うまく体を使って投げられている」と評価した。