6連勝のDeNA「番長の一喝」で激変 一気にV争いへ 「喝が効いとる」「何かが変わった」

 声援に応える三浦監督(撮影・佐々木彰尚)
 11回、サヨナラの押し出し四球を選び、三浦監督(中央左)と抱き合って喜ぶ伊藤(同右)
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 「DeNA4-3広島」(5日、横浜スタジアム)

 DeNAが十一回、劇的な逆転サヨナラ勝ちで6連勝。これにより首位に浮上した巨人から4位・DeNAまで、4・5差内に4チームがひしめき合い、大詰めの9月では異例の大混戦となった。

 DeNAは十一回、小園の適時打で勝ち越しを許したが、その裏に牧の適時二塁打で同点。2死満塁から伊藤光が押し出し四球を選んだ。

 試合後、三浦監督は「みんなが凄かったです。全員の気持ちだと思います」と声を震わせた。「(先発のケイが)自分の良さを存分に出してくれたと思います。牧は(失策を)引きずらずしっかりああいうところでキャプテンが打ってくれた」と選手をたたえると、「連勝もそうですが、うちは目の前の試合を気持ちで戦っていくだけです」と先を見据えた。

 降板を拒否したウィックへの“番長の一喝”が飛びだしたのは8月27日の阪神戦。この試合で2連勝とすると、その後も勢いが加速した。SNSでは「番長喝から100%か」「番長の喝から何かが変わった」「喝が効いとるな」などの声が上がっている。

 デイリースポーツ評論家・関本四十四氏は「1番の梶原が勢いをつけ、佐野、オースティン、牧、宮崎、山本が並ぶ打線は驚異。東で勝ちが計算できるし、まだ巨人(7試合)、カープ(3試合)とも直接対決を多く残している。この3連戦で一気に分からなくなった」と語っている。

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