楽天・早川 自身初2桁星「親しみのある街」木更津のバンド・氣志團からパワーもらった「テンションが上がった」
「ロッテ1-2楽天」(6日、ZOZOマリンスタジアム)
地元・千葉で特別な1勝を飾った。楽天・早川が8回2/3、126球を4安打1失点の好投で、自身初の10勝をマーク。「球場の特性を利用して投げられたのは良かった。カーブもスライダーもあえて風を使って、生かせた」と手応えを語った。
初回からエンジン全開だ。変化球を幕張特有の風に乗せ、アウトを積み重ねた。八回まで無四球で無失点。だが九回に先頭の藤岡に四球を与えると、2死一塁からソトに左中間適時二塁打を浴びたことを「悔しい。あそこで完封できないのもまだまだ」と自戒した。
この日は千葉県木更津市で生まれた氣志團が、試合前にスペシャルライブを行った。木更津総合高出身の早川にとっては共通点の多いバンド。「木更津はすごく親しみのある街。自分がブルペンで投げている時も『One Night Carnival』が聞けてテンションが上がった」と力をもらった。
球団の左腕では初の10勝到達という、節目の白星を「うれしい」と喜んだが「あくまで通過点。うれしい気持ちは今日でかみしめて、CSに向けてもう一段階引き締めてやっていければ」。3位・ロッテとは2・5ゲーム差。CS争いへ、ギアを入れ直す。