ヤクルト 122試合目でV完全消滅 阪神に零封負けで今季ワースト借金20に

 初回いきなり4失点を喫し、汗を拭う高橋奎(撮影・伊藤笙子)
 8回の投手交代を終え、ベンチへ戻る高津監督(撮影・伊藤笙子)
 5回、ベンチから戦況を見る高津監督(中央)=撮影・西岡正
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 「ヤクルト0-6阪神」(7日、神宮球場)

 ヤクルトが今季ワーストとなる借金「20」に到達。シーズン122試合目で完全に優勝の可能性が消滅した。

 投打がそろってふるわなかった。先発・高橋奎が4失点の立ち上がり。いきなり追う展開を強いられ、打線も阪神のエース・才木の前にあと1本が出なかった。この日は村上が今季初の6番に打順を落とすなど、打線のテコ入れも実らず。ホームが最後まで遠かった。

 連覇から昨季は5位に沈み、巻き返しを誓った2024年シーズンだった。球団のスローガンには「ヤり返せ」を採用。「シンプルに自分の気持ち、チームの気持ちを代弁するならこの気持ちじゃないかなと。この言葉じゃないかなと思ってやり返せという言葉にしました」と表情を引き締めていた。

 それでも今季はケガ人続出し、メンバーのそろわない中での試合が続いた。捕手陣の離脱が止まらず、「チーム編成自体が難しくなってきた」と苦しい台所事情に頭を抱えた日もあった。

 現在は借金20で最下位。5位・中日を2・5差で追う。残り21試合。最後まで全力で戦うしかない。

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