「ロッテ１－４楽天」（７日、ＺＯＺＯマリンスタジアム）

　楽天は投打がかみ合い快勝。連勝で３位・ロッテに１・５ゲーム差に迫った。今江敏晃監督は「珍しく一発攻勢で、効果的に出たのはよかった」と振り返った。

　３本のアーチをかけた。初回、２死三塁の好機で浅村が先制の１３号２ラン。「浅村が一発打ってくれるとチームに勢いが出る。長打は魅力なので残り少ないけど、毎試合打ってほしいですね」と語った。

　四回には伊藤裕の２号ソロで貴重な追加点。中でも指揮官が絶賛したのが、２点リードの九回に出た安田の１号ソロだ。「めちゃくちゃでかかったです。ＤＨに入れてるかいがありました。彼は不思議な力を持っている。彼の勢いにチームは助けられてる。ここ最近はいい働きをしてくれている」とたたえた。

　先発の岸はテンポのいい投球で６回２安打無失点。「岸がいいピッチングをしてくれた。先発ピッチャーが昨日の早川と岸と頑張ってくれている」と評価した。

　七回からは細かい継投。セットアッパーの鈴木翔が「体の違和感」でベンチを外れた中で、懸命にバトンをつないだ。左腕については「彼も相当投げてきて疲労もあるので、無理させないところも含めて外した」と説明。明日以降も様子を見ての起用となる方針だ。

　逆転ＣＳを狙う中で３位・ロッテとの勝負の４連戦で２勝目。「とにかく目の前の試合というところで昨日、今日と取れたのは非常に大きい」と話した。