オリックス、リーグ4連覇の夢終わる 今季126試合目で完全V逸 エスピノーザ誤算4回途中3失点、杉本10号ソロも空砲

 「オリックス1-4ロッテ」(10日、京セラドーム大阪)

 オリックスは今季、優勝の可能性が完全に消滅した。126試合目で、リーグ4連覇の夢が途絶えた。

 チームの勝ち頭で先発を務めたエスピノーザが誤算だった、1点リードの四回に先頭のソトに同点ソロを打たれ、その後安田に逆転打を献上。さらに藤岡に押し出しの四球を許し、3失点したところで降板となった。

 打線は二回に杉本が先制10号ソロを放ち、4年連続2桁本塁打を決めた。二回先頭の第1打席。唐川が初球に投じたカットボールを、杉本が完璧に振り抜いた。打った瞬間、それと分かる打球は左翼5階席に飛び込む特大弾となった。

 試合前は今季限りでユニホームを脱ぐT-岡田の引退会見に西野とサプライズで登場。花束贈呈、記念撮影を終えた後、杉本はT-岡田に「(気合を)注入してください!!」と伝え、背中をやさしく叩いてもらうシーンもあった。お世話になったT-岡田にも思いを届ける一発となった。

 「打った感触は完璧でした。1打席目から集中して打席に入ることができましたし、試合前にTさん(T-岡田選手)の身体を触らせてもらったおかげで打つことができました!この後もがんばります!!」とコメントした。

 ただ、杉本の一発以降は相手投手陣に苦しみ、得点が入らない展開が続いた。特大弾も空砲に終わってしまった。

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