西武が歴史的な屈辱 53年ぶり球団ワーストタイの84敗 2戦連続のサヨナラ負け 隅田の9回2失点の熱投報われず
「日本ハム3-2西武」(11日、エスコンフィールド)
西武が2試合連続のサヨナラ負け。西鉄時代(当時は130試合制)の1971年以来となる球団ワーストのシーズン84敗に並んだ。
2-2で迎えた延長十一回。3番手・甲斐野が1死からレイエスにサヨナラアーチを被弾した。
前日に完封負けで、125試合目にして最下位が決定した西武。この日も、日本ハム・バーヘーゲンの前にホームベースが遠かった。三回1死二塁と得点圏に走者を進めるも、無得点。続く四回には先頭・源田が三塁打と願ってもないチャンスをつかむも、後続が相次ぎ凡打に倒れた。
六回には2死二塁で西川が右前打を放ち、万波のレーザービームをかいくぐって長谷川がホームイン。一度はセーフの判定も、相手のリクエストで先制点は幻となった。
しかし、八回、岸が2番手の宮西からソロアーチを放ち、1点差にすると、なお2死一、三塁から西川が右翼線へ同点の適時二塁打を放った。
無援の中、先発の隅田が孤軍奮闘。四回までパーフェクトに抑えると、六回までわずかに1安打に封じた。しかし、七回、2死からレイエスを四球で歩かせると、続く水谷に痛恨の2ランを被弾した。9回を投げ抜き、3安打10奪三振の熱投を見せたが、報われなかった。