巨人 マツダで4年ぶり同一カード3連勝 ゲーム差一気に「4」あす13日にもマジック「12」点灯

 3回、門脇の投前安打と相手失策で生還し、笑顔でナインとタッチする浅野
 3回、中前タイムリーを放った岡本和(撮影・市尻達拡)
 6回、末包を空振り三振に仕留めて吠える戸郷
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 「広島0-5巨人」(12日、マツダスタジアム)

 巨人が完封リレーで3連勝。2位・広島とのゲーム差を一気に4と広げた。マツダスタジアムで20年7月以来、実に4年ぶりとなる同一カード3連勝。早ければ、あす13日にも優勝へのマジックナンバー「12」が点灯することになった。

 初戦、2戦目の勢いそのままに、0-0で迎えた三回だった。口火を切ったのは19歳の浅野だ。この回、先頭で打席に立つと左翼線を破る二塁打でチャンスメーク。さらに門脇のセーフティーバントを、処理に焦った床田が一塁悪送球。安打とエラーで先制点を奪った。

 19歳の姿に刺激を受け坂本、岡本和と主軸2人の適時打で一挙3得点。坂本が「次につなぐ気持ちで打席に入りました。追加点になって良かったです」と話せば、岡本和も「みんなが繋いでくれたので、何としてもランナーをかえそうと打席に立ちました。いい追加点になりました」と一丸野球での得点を喜んだ。

 一方、先発の戸郷は粘りの投球。一、二回と得点圏に走者を進めながら粘ると、六回にも1死満塁のピンチを招く。それでもここで堂林、末包を宝刀フォームで連続三振。珍しくマウンド上で激しく吠え、勝利への執念をエースが結果で示した。

 以降、ケラー、バルドナードとつなぎ、八回に助っ人左腕が2死一、二塁のピンチを招くと、阿部監督がベンチを出て大勢を投入。今季初めて守護神をイニングまたぎで起用する執念の必勝リレーで試合を締めた。

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