現役引退のヤクルト・青木宣親 引き際の美学を語る「今年の成績は後輩たちに示しがつかない」 後悔のない野球人生に「100点満点」

 ヤクルト・青木宣親外野手(42)が13日、都内の球団事務所で引退会見を行った。自らの引き際について語った。

 引退を決断したのは「最近ですね」とし、「シーズン途中からなんとなく今年で最後かなと思っていた。そんな中で終盤に考えが変わるかもと、そこのスキマは作っていたんですけど、気持ちは変わらなかった」と語った。

 また子どもたちにも最近になってようやく伝えたといい、「泣いていましたね。やはりプレーをいつまでも見ていたかったでしょうし、子どもたちに伝えるときが1番つらかったですね」と明かした。

 青木は今季8月5日に登録を抹消されてからも、チームの精神的支柱として1軍に帯同。2軍戦にも志願で出場するなど、状態を上げようと自らと向き合い続けてきた。

 体は動く中で決断した引退という選択。青木はその理由を問われると、「自分のパフォーマンスがなかなか出せない、今年の成績のその数字を見ても、やっぱりちょっと示しつかないなっていうのもあったし、後輩たちに。あとやっぱり後輩たちも、やっぱり若い子たちも成長しているのはすごく感じたんでっていうのもある」と頼もしくなった後輩たちの姿に目尻を下げた。

 さらに「じゃあ今の状況からすると、もし来年プレーしていたら、多分代打1本。そうなった時に、なんか自主トレから自分があんなに追い込めるかっていうのもちょっと考えてしまって、多分追い込めないなと思ったんですよ。それぐらい、やっぱりオフに結構自分を追い込むようなトレーニングをしていたんで、それは無理だなっていうのもありました」と言葉を続けた。

 自らの野球人生を「100点満点」と採点した青木。悔いなく、惜しまれながらユニホームを脱ぐ。

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