オリックス・安達が引退会見「守れなくなったら引退と決めていた」1イニング3失策でプレーに迷い「悩むようになった」

 今季限りでの現役引退を表明するオリックス・安達了一内野手(36)が13日、京セラドーム大阪で行われた引退会見に臨んだ。プロ13年間を振り返り「守備のおかげでここまでできたので、後悔はないです」と話した。

 引退決断の理由を問われた安達は「自分の中で守備が守れなくなったら引退と決めていた」と明かした。5月1日・ロッテ戦では1イニング3失策し、「あのあたりから様子がおかしくなって、そこからだいぶ悩むようになりました」と苦悩の日々があったそうだ。

 16年1月に潰瘍性大腸炎が発覚。そこから持病を抱え、プレーしてきた。診断された時は「素直に辞めようと思いましたね」。ただ、家族の支えやファンのSNSなどのメッセージが支えになり「頑張ろうという気持ちでやっていました」と奮い立った。

 先日、現役会見を開いた同い年のT-岡田が会見場にサプライズ登場し、花束を受け取るシーンもあった。最後には報道陣に向けて「報道陣の皆さま、安達了一という名前を良い時も悪い時も全国に広めていただき、本当にありがとうございました」と感謝を口にし、会見場を後にした。

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